土地探しの第一歩は、自分たちがどのような住まい方を希望しているのか、好みなのかをイメージし、その上で土地探しの判断基準を明確にしておくことが大事です。エリア，広さ，価格，交通の便，通勤通学時間，近隣施設，防犯面，・・・ｅｔｃ多くの要件がありますが、判断基準が曖昧なままだと迷いだけが生じ迷宮入りで終わってしまいます。かといって、あまりにかたくなにこだわると基準を満たす土地には巡り合えません。判断基準に優先度を設け、一定の満足度をクリアしていれば、よしとして決断しましょう。

家づくりは土地探しからであることは間違いありませんが、土地探しだけを単独で進めることは避けましょう。
家づくり全体の総額を把握し、希望の建物の概算費用を把握しておくことは最低限必要になります。住宅会社の確定はしていなくても、その土地で希望するプランが成立するのか、予算的に成立するのかを押さえておかなくてはいけません。
全体が不透明な中、土地だけを早々に契約してしまうとその後の建物に制約が多くなりせっかくの家づくりが我慢と妥協の積み上げになりかねません。

住宅会社は土地を契約していなくても喜んでプラン提案してくれます。大半の人は一生に一度の大きな買い物、ここは慎重に、真剣に検討しましょう。
万が一その土地が他の人で決まったら、ご縁が無かったと思うくらいの気持ちをもち、逆に、希望の家づくりが可能であることが明らかになった場合は、速やかに決断する大胆さも必要です。
土地の契約時には、約１割の手付金が必要になりますので準備しておきましょう。

住宅会社を確定し、商談を積み重ね請負契約を結びます。住宅ローンの段取りをし、土地代金の残額を支払います。

土地に掘り出し物はありません。いかに多くの情報を集めるかにかかっています。そしてその情報を集めるにはプロの協力が必要になってきます。土地探しのプロ、つまりは不動産会社になります。
ただ一般的には、不動産会社にいきなり電話や飛び込みで入りにくいものです。そこで、住宅の営業マンを使えばよいのです。少なくとも何度か商談を積み重ねてきた相手ですから、希望のエリア，広さ，価格帯，・・・etcを把握しています。
探すエリアによっての得意な不動産会社を紹介してくれますし、ときには市場に出る前の土地情報をいち早く知ることもできるのです（他の人より検討する時間ができます）。